2021/04/27 18:48

 
△▼川頭氏をイタリアワインの世界へ▼△ 
 
 ジョバンナ=ピアセンティン。
 その女性に会ったことがある人は意外に多いのではないでしょうか。イタリアのワイナリーが来日する時、川頭氏とともに通訳をして、日本語が正確なだけでなくワインの知識が豊富で的確に私たちにそのワインの素晴らしさを伝えてくれるあの女性です。
 
『イタリアワイナリー最上の24蔵』(アートデイズ刊)が好評の闘うワイン商・川頭義之氏の愛妻であり、氏とともに素晴らしいワインを求めてイタリア中を旅するジョバンナは普段はワインの郷トスカーナ州に住んでいます。

 金細工が有名で裕福な街ヴェネト州ヴィチェンツァ市=パラーティオという世界的に有名な建築家の建造物がイタリアで最も多いことで世界遺産にもなっているこの街の出身で、ロンドン滞在中に留学中の川頭氏と出会いました。川頭氏にイタリアワインを手ほどきしたのはジョバンナ。その魅力に目覚めた氏の後の活躍は周知の通りです。


△▼トスカーナにて▼△
 
 ジョバンナ自身もイタリアソムリエ協会(AIS)のソムリエの資格を持ち、物怖じしないキャラクターと持ち前のバイタリティーで玉石混交の数多いワイナリーの中からこれは!と思う蔵を発掘して私たちに紹介してくれています。
 
彼女の一番好きなワインはチェク、モック、マンザーネ2010で、どれも骨格がしっかりとしながらも口当たりよく毎日の食卓によく合います。トスカーナの太陽の香りがするような味の濃い緑の野菜から白身の肉料理まで応用範囲が広いオールマイティ。

 コロナで来日も難しい今、彼女はトスカーナの地でどう過ごしているのでしょう?


△▼また会える日まで▼△

 今、ジョバンナは乗馬に夢中だそうです。まったく密ではない広い花野で颯爽と馬に乗る!うらやましい限りです。まっすぐに前を見つめ気丈に乗りこなすきりっとした姿が目に浮かびますね。

 そんなジョバンナが日本にいる私たちのためにお気に入りのワインを教えてくれました。ぜひこの機会にお求めいただき、この愉快な友人に再び会える日までのひと時を少し豊かに過ごすこととしましょうか。